「母の遺言」岸野さん
お兄ちゃんも小林先生にお世話になり第一志望へ進学した。私も日大二中が憧れだった。
「お兄ちゃんが合格したあと、ママから『妹もお願いします』って言われたんだよ」。
最初に小林先生から教えてもらった母の話だった。私は、その話だけで泣いてしまった。
他の塾からUへきて、私はすぐUが好きになった。それでも講習は大変だったからズル休みしたこともあった。
5年生が過ぎ去り、6年生になると私はいっぱい泣くことになった。
志望校の過去問の点数がわるい。負けたくない人に負ける。
1月校受験直前も泣いた。それでも1月校には合格した。いよいよ2月本番。
2日前、算数が30点でこれじゃ受からないと不安になり泣いた。前日、20点を取り泣いた。
本番は緊張したけれど算数がよくできて合格した。うれしくて泣いた。
小林先生も「天国のママの言葉に応えられたかな」とほっとして、目に涙を浮かべていた。
本当に、ありがとうございました。ママ、合格したよ!
「得意教科は算数です!!」山田さん
私は5年の後期に、ある大手塾からUへ移った。理由は算数が苦手過ぎたから。
そんな私に小林先生は入塾直後、こんな話をした。
「算数の苦手な生徒が良い点を取れた時『得意教科は?』と聞いたら『算数』と答えさせる。
すると、その後本当に得意になった」。以来、私は“算数を得意教科にする”と決めた。
しかし、なかなか変われなかった。復習ノートは出さない、計算問題集は終わらせない…。
そんなまま迎えた12月。算数は得意どころか、第一志望校の過去問で30点台というありさま。
ここで初めて焦りを覚え、それから必死で勉強した。ようやく2月の本番3日前に72点、
前日には80点を取ることができた。私が算数に自信を持てた瞬間だった。
そして受験当日。自己採点では絶望的だったが、なんと合格!結果は受験校6戦全勝だった。
振り返ると、あの話がなかったら、算数は苦手なまま、合格もなかっただろう。
今、私は胸を張って言える。「得意教科は算数です!!」先生方、特に小林先生!本当にありがとうございました。